僕の田んぼは先祖が江戸時代に耕して以来、米作りの知恵とともに代々大切に受け継いできました。
春に籾(もみ)を発芽させ、苗になり、秋に豊かに実った稲穂に感謝しながら収穫をする。そして、その実がまた種となり、新たないのちが巡る。そうして僕は、350年も続いてきたいのちのバトンを受け継ぎました。僕は、先祖と同じように美山の豊かな自然を活かした「ここにしかないお米」を作りたいと思っています。
米作りに大切なのは「水」と「土」です。
「水」は、少しでも源流に近いものを求め、清流 美山川の本流に注ぐ谷水を使用しております。
また美山は、下水道が未だに通っておりません。そのため「土」は、現在に至るまで一度も生活用水が混じったことがありません。その「土」を改良し、おいしいお米を追求しています。
先祖から受け継いだおもいと、自然の恵みがぎゅっと詰まった美山産清流米をぜひ、ご賞味いただければ幸いです。
東 智也